
川上とも子さんのこと

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■声優、川上とも子さんが死去 「ケロロ軍曹」の日向冬樹役(産経6/10)
取り上げるのが遅れましたが、川上とも子さんが6月9日に亡くなりました。
(週1更新なので……すみません<(_ _)>)
1970年4月25日生まれとのことですから、わずか41歳です。
私(1964年生まれ)は中学生の頃から大のアニメ好きですが、90年代以降のアニメには、ややついていけなくなってました。
が、それでもたまにはまってしまうアニメがあり、そのひとつが1997年に放映された「少女革命ウテナ」でした。

川上さんは主人公の天上ウテナを演じていました(画像左がウテナ)。
私が川上さんを知ったのはこのアニメがきっかけでした。
透き通ったよく響く声で、少しボーイッシュでした(役柄がボーイッシュだったから、そのせいかもしれませんが)。
「少女革命ウテナ」は、当時としてはかなり斬新なアニメではなかったかと思います。
学園が舞台なんですが、生徒会の面々は西洋の貴族っぽいし、宝塚歌劇っぽくもあり、また決闘シーンでのコスチューム変身は70年代の「魔法少女」の匂いもあり、さらには同性愛があったり、兄妹の禁断の愛があったり…、基本設定もストーリーも分かりにくいし、何と言ってよいのか、とにかく独特の世界観がありました。
また、音楽も独特で、寺山修司率いる「天井桟敷」で音楽を担当していたJ・A・シーザーのアンダーグラウンド的楽曲が使われていました。
ちなみにこれがエンディング。
私はCDまで買ってしまいました(^^ゞ
あとで気づきましたが、川上さんにとって「ウテナ」は初めての主役で、出世作だったようです。
以降、特に意識して川上さんのお仕事をチェックしていたわけではありませんが、私にとっては、声だけで「あ、これは川上さんだな」と人物が特定できる、数少ない声優さんの一人でした。
最近では、やはり「ケロロ軍曹」の日向冬樹役が心に残っています。
2008年の夏頃まで務められたと思います。
後任は桑島法子さんだったんですが、桑島さんに声が替わった回の「ケロロ」本編で、テロップが出たんです。
「病気休養につき交代します」みたいな趣旨でした。
少し驚きましたが、その時は病名とかも全く分かりませんでしたし、すぐにまた復帰されるとタカをくくっていました。
実際、去年の初めから春にかけて、「のだめカンタービレ」のエリーゼ役で戻ってこられてたりしたんです。
が、「ケロロ」の冬樹役に関しては一向に復帰する気配がなく、もうこのまま桑島さんで行くんだろうか?とか、あれこれ考えてるうちに時は過ぎ、「ケロロ」自体がこの春に放送終了してしまい…、そしてこの訃報です。本当にびっくりしました。
卵巣がんだったそうです。
病名については私だけが知らなかったというんじゃなくて、亡くなるまで報道されてなかったようです。
きっとご本人も「病気を克服して完全復帰するぞ!」という強い意思をもって、病魔と闘っておられたのでしょう。
それが、最後まで病名を明らかにされなかった理由のひとつではないか、という気がします。
川上とも子さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
PS)
川上さんは他に「ヒカルの碁」の主人公を演じておられたことでも有名らしいのですが、残念ながらこのアニメは一度も観たことがありません。再放送があれば是非観てみたいです。
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