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リラックマとカオルさん

 早いもので、義母の施設入居から1カ月が経とうとしています。
 私は相変わらず、日々バタバタしています。

 義母自身は基本的には暇ですが、日によっては忙しい場合も。
 こないだの水曜は、通院、散髪(施設内)、入浴(施設内)、ご親戚来訪前記事で書いた心配は杞憂に終わった?)、保険会社来訪と、芸能人並みのスケジュールになってました(^_^;
 まあ義母にとっては、暇を持て余すよりは忙しい方がずっといいんだろうと思います。


 最近、あまりにも義母の話題が続いたので、今日は全く別の話題を…。

 リラックマです~(^▽^)

190426riratu1.jpg

 リラックマについては何度かこのブログで取り上げてきましたが、今回はもうファンの方には超おすすめ。

 アニメになったんです!\(^o^)/

 これまでにもアニメはあったと思うんですが(店頭でPRアニメみたいなのを昔見たことがある)、今度のはストップモーションアニメ(コマ撮りアニメないしは人形アニメとも)です。

 リラックマが本物みたいに動いて、超カワイイ!(≧▽≦)

190426riratu2.jpg

 タイトルは「リラックマとカオルさん」。

 NETFIXというアメリカ発の有料チャンネルが、2019年4月19日から全世界配信を開始しました。

 有料チャンネルですから、月々お金を払って(月額800円から)契約しないと見ることはできません。
 残念…(T_T)

 でも、プロモーションビデオ(予告)だけなら、公式サイトやYouTubeなどで見ることができます。
 https://www.netflix.com/jp/title/80196883
 https://www.youtube.com/playlist?list=PL81YhiUKD-aSqZpuKUzAco3YsaHVna-Q_
 
 リラックマにある程度詳しい方はご存知でしょうが、実はリラックマは(作者のコンドウアキさんの絵本や漫画によると)ぬいぐるみではなく、着ぐるみです。

 但し、着ぐるみの中の人?は、謎…(^_^;
 分かっているのは、カオルさんというOLの自宅にある日突然やって来て、そのまま居候していること。

190426riratu3.jpg

 リラックマファンが今回のアニメでおそらく衝撃を受けたであろうことは、そのカオルさんが前面に出てきたことです。
 コンドウアキさんの「リラックマ生活(絵本)」や「4クママンガ」にはカオルさんは登場せず、冒頭の人物紹介でシルエットだけが出てきていました。

 それが今回初めて、カオルさんの顔がはっきり出てきたので私はびっくり。
 しかも声も!(声優は多部未華子さん)

 私が今まで抱いていたカオルさんのイメージは、もっとボーイッシュで、バリバリのキャリアウーマンというものでした。
 「絵本やマンガに出てこないのは多忙を極めているから」という勝手な思い込みがあって、そんなイメージができあがったんだろうと思います(^_^;

 アニメ見たいな~。
 でも、これを見るためだけにチャンネルに加入するというのも…うーむ。
 後で解約とか面倒臭そうだし。

 DVD化してくれないですかね。
 そしたらきっと買っちゃいます!(^^ゞ



※拙ブログ関連エントリー(リラックマ厳選)
05/11/27付:『リラックマ』が来た
09/10/3付:リラックマ&リラックマ&……
10/3/5付:とことこリラックマ
11/7/25付:メーカーの思うつぼの私(^_^;
12/9/10付:リラックマ洗濯
13/4/16付:デスクトップdeリラックマ
13/8/19付:リラックマのわたし【期間限定フルVer.】
13/11/11付:リラックマのオーケストラ
14/1/13付:リラックマに癒やされる!
14/4/28付:リラックマグッズ(非売品)
14/6/1付:ほんと私はキャラ物に弱い
15/1/3付:ふなっしーに襲われるリラックマ?
15/8/29付:ドライアイスで幻想的なリラックマ
16/2/22付:リラックマをゴミ箱(新品)に入れてみた
15/8/29付:大西卓哉さんとリラックマ
18/5/11付:ふなっしーとリラックマ
18/8/30付:リラックマ15周年展


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親戚関係で失敗

 前回の続き。
 義母が施設(サービス付高齢者住宅)に入居して半月以上が過ぎました。

 ここ数日の出来事はツイッターに書きました。



 結膜炎も想定外でしたが、これより少し前、これも想定外といえば想定外な出来事がありました。
 義母の親戚関係とのちょっとしたトラブルです。

 順序立てて説明すると…
 義母が施設に入居した後、私は次のことをしました。

・義母宅(空き家)の固定電話の留守電に、「引っ越しました。ご用の方は、以下の電話番号におかけ直し下さい(私の携帯番号)」という内容のメッセージを入れておいた。
・その数日後、義母の名代で、「引っ越しました」ハガキを作成して、親戚に送付した。

 ハガキには、最低限のことしか書きませんでした(理由は最後に)。
 「このたび転居いたしました」「お近くにお越しの際は、お気軽にお立ち寄りください」といった定型文と、義母の新住所と携帯番号を記しました。
 元気にしていることが分かるよう、施設近くの公園に桜を見に行った時の、義母の笑顔の写真を添えたレイアウトにしました。

 ……さて、義母にはお姉さんが二人いるのですが、そのうちのお一人、義母のすぐ上のお姉さん(夫の伯母さん)から私の携帯に連絡が来ました。
 空き家の固定電話にかけて、留守電を聞いたそうです。
 「引っ越しましたハガキ」は作成中で、まだ郵送していなかった時期でした。

 「あなたお嫁さん? 昨年末から忙しくて、妹とは連絡を取ってなかった。久しぶりに妹の家に電話してみたら、引っ越したって、どういうこと?!」と強い口調で言われました。

 「妹はどこか悪いの?なんで施設なんかにいるの?!」
 です・ます調ではなく、本当にこういう感じの言葉遣いです。
 敵対的でギスギスしてる。
 どうも「長男夫婦(私と夫)が無理やり施設に放り込んだ」と思い込まれているようでした。

 私はこのお姉さんとお会いしたのは、夫との結婚式の時だけです(他のご親戚の大多数もそうです)。
 夫は毎年年賀状を送っていますが、とにかく私とは一度しか会ったことがない。
 だから誤解するのも(私を鬼嫁のように思うのも)無理はないと思います。

 私はこのお姉さんに、事情をはっきりと説明しました。
 義母は一昨年から転倒事故が相次いでいたこと。
 昨年初めに認知症と診断されたこと。
 同居の話を持ちかけたが、本人が「気を使うのも使われるのも嫌」と拒んだこと。
 昨年末に、本人、長男夫婦、次男夫婦、みんなで話し合って、施設入りに向けて動き出したこと。
 本人も納得した上での決断だったこと。
 入ったのはサービス付高齢者住宅で、いわゆる老人ホームよりも自由度が高く、今もそこから行きつけの整形外科へ通っていること。
 などなど。

 すると、少しは口調が丁寧になりましたが、果たして誤解が解けたのかどうか…。
 「後日、本人に直接電話します」と私に告げて、電話は切れました。

 その予告通り、このお姉さんは翌日、直接義母の携帯に電話をしてきました。
 偶然にも、ちょうど私が施設の義母の居室に来ていた時でした。

 電話を取った義母は、「元気でやってるよ。一人暮らしより、ここにいたら安心。職員さんもお嫁さんも良くしてくれてるよ」と話していました。
 向こうの声は聞こえませんでしたが、義母が直接そう言ってくれたので、向こうも少しは理解してくれたんじゃないかと思います(思いたい(T_T))。

 「引っ越しましたハガキ」を送付して数日後には、義母の義理のお姉さん(義母のお兄さんのお嫁さん)からも、私の方に電話がありました。
 この方は物腰は優しかったものの、やはり私に対しては懐疑的な感じで、質問を次々に投げかけてきました。
 もちろん私は先日のお姉さんと話した時のように丁寧に説明しましたが、こちらも果たしてご理解いただけたのかどうか…。

 夫がいる時だったら電話を替わってもらうんですが、皆さん平日の朝や昼間に電話してこられるから、当然、夫はいません(T_T)

 入居前に、やはり根回しをしておいた方が良かったんでしょうか。

 ただ、義母曰く、実の兄弟姉妹を含め、親戚とはここ数年は全く行き来はなく、用事があればたまに電話がかかってくるだけ、こちらから特に電話することもなく、冠婚葬祭でしか顔を合わせないと。
 年賀状も、向こうは送ってくるが、こちらは文字を書くのももうしんどくなってきたので、数年前から送っていないそうです。

 施設入りの話が持ち上がった時も、「(兄弟姉妹に)別にわざわざ相談することはないよ」と言われたし、それどころか引っ越し後も、「引っ越しましたハガキ?そんなの送らなくてもいいよ。心配かけるだけやし」と。
 おそらく、弱ったところを見せたくない…という気持ちが強かったんだろうと思います。

 「いや、お義母さん、さすがにそれは…。いつかはお知らせしないと。早い方がいいですよ。何年も経ってから『実はだいぶ前に引っ越してました』ってなったら皆さんびっくりするし、何で教えてくれなかったんだって怒られますよ」
 「よけいな心配かけたくないなら、ひとまず新しい住所と携帯の番号だけでもお知らせしておきませんか」

 と義母を説得して、「引っ越しましたハガキ」を作成、送付したのですが…。

 留守電にしても、ハガキにしても、今となっては、何かもっと他に上手いやり方があったのではないかと思います。
 が、後悔先に立たず…(T_T)



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「思てたんと違うーっ!」

 前回の続き。
 義母が施設(サービス付高齢者住宅)に入居して2週間になろうとしています。

 ここまでもいろいろ想定外のことが起きましたが…
 かつてM-1で最終決戦進出を逃した「笑い飯」の西田くんじゃないけど…
 私は日々、心の中で叫んでいます。

 「思てたんと違うーっ!」

 義母が一人暮らしだった頃よりも、私の負担はむしろ増えているからです。

 入居後、デイサービスを週1回から週2回に増やしたことで、介護保険の単位が上限に達し、ヘルパーさんに入ってもらえなくなり、掃除は私が、洗濯も基本的に私がすることになったと前回書きました。

 まず、その洗濯物の量が想定していたよりもかなり多くて…。

 施設でお風呂に入った時(週2回)のタオルと下着は、施設常駐のヘルパーさんが洗濯してくれるのですが、それ以外は全てこちらでやってます。
 だから次に訪問するまでに2日空くと、もうかなりの量になってしまいます。

 我が家の分の洗濯も含めると、1日3回も洗濯機を回すことも。
 乾燥機がないので干し方にも工夫が必要です。
 雨の日は最悪です(T_T)

 洗濯に比べると、掃除は全くきつくはないのですが、精神的にちょっと…。

 というのは、義母が居室にいる時に掃除すると、「そんなに汚れてないし、せんでいいよ」(実際はとても汚れている。フローリングは埃が目立つ)とか、「職員の人がしてくれてるから」(実際は職員は掃除はしてません)と言われ、やりにくいんです。

 だから、義母が整形外科に行ってる間に、あるいはデイサービスに行ってる間に、「こっそり」やるようにしています。

 義母は優しい人で、私に負担をかけたくないという思いがとても強い。
 ほんの5分ほどの会話でも、「忙しいのに毎日来てもらって悪いなあ」「無理せんといてな」と、3回も4回も言ってきます(実際は毎日来てるわけではない)。

 「嫁に負担をかけている」
  ↓
 「自宅で一人暮らしだった時の方が、嫁は楽できていたのでは?」
  ↓
 「自宅に戻った方がいいのでは?」

 と思いつめる恐れがあるので、そこがすごく心配です。

 それでなくても「帰宅願望」が強い時期です。
 だから、「嫁が自分のために何かをしてくれている」と義母が感じてしまう場面を、極力減らす必要があります。

 したがって、洗濯は「我が家の洗濯のついで」にやってるだけだと強調、掃除も義母がいない時に済ませる…となります。

 どうしても義母がいる時に掃除しなければいけない場面では、「あら、ベッドの下に埃が。気になるからちょっと掃除機かけますね。あ、よく見たらこっちにも埃が。もうついでに全部掃除しときますね♪」てな感じで。

 トイレの掃除は、もうシンプルに、「お手洗い借りますね~」と言って入って、用を足すふりをして(本当にすることもあるけど(^_^;)、急いで掃除します。

 が、どうしても、「こっそり」できない作業があります。
 そう、整形外科(膝の電気治療)の通院の付き添いです!

 一人暮らしだった頃は、基本的に整形外科へは一人で行ってもらっていました。
 何十年も通い慣れた道だから、認知症でも迷わないんです。

 が、転居した今、もちろんそれは無理。
 施設から整形外科までは義母の足でも10分未満で行ける距離だし、ほぼ一本道で、分かりやすい道のりではあるのですが。

 3~4回私が付き添った時点で、義母は「一人で行ける」と言い出したのですが、「いや、まだ心配だから、もう少しお付き合いさせて下さい」と。

 で、次の付き添いの時に、試しに義母の少し後ろから歩いて見てたら、案の定というか、施設を出た瞬間にもう全然違う方向に行こうとしたりする(T_T)

 ちなみに通院の付き添いの私の「言い訳」は、前回も書いたけど、「夕方やってるウォーキングを、午前中に変更してお義母さんと一緒にやってるだけ」です。

 あと、さっきちらっと書いた「帰宅願望」について。

 前回、義母が「そろそろ家に帰ろうと思う」と言い出したと書きましたが、その後の職員さんの証言も合わせると、「一時的にここにいるだけで、そのうち家に帰れる」と、まだ思っているようなのです。

 義母とは直接、あるいは電話で、日に何度も会話しますが、「ここ(施設)におったら安心。ここに来て良かったわ」と言ったかと思えば、「毎日暇でテレビばっかり見てる。これやったら家にいるのと変わらへん」と言い出したり。

 「家に帰る」とまでは言わないものの、言葉のそこかしこに現状への不満や不安が見てとれます。

 居室に一人で長時間いるので、いろいろ考えすぎて、煮詰まってくるようです。
 何か趣味でもあればいいんですが、全くないらしいし…(夫にも尋ねたけど、家ではテレビを見てる姿しか見たことがないそう)。

 前回の記事をUPした後、2回、通院とは別に義母を外に連れ出しました。
 いずれも近所の公園だったり、スーパーだったりですが、とにかく少しでも気晴らしをしてもらわなければ。

 そんなこんなで、入居前は職員さんに「義母は一人でいるのが好きなタイプなので、基本的にほっといてあげて下さい」とお願いしていたのが、今は逆に「すみません、一人だと色々考えて思いつめちゃうようなので、できるだけかまってあげて下さい」とお願いする羽目に。

 職員さんたちも、居室への見回り回数を増やしたり、食事の時に積極的に話しかけたり、いろいろ配慮してくださっています。

 が、義母が新しい生活に慣れるまでには、そして私も慣れるまでには、まだまだ時間がかかりそうです(T_T)



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「そろそろ家に帰ろうと思うねん」

 前回の続き。
 義母がサービス付高齢者住宅に入居したのが3月30日(土)ですから、ちょうど1週間になろうとしています。

 これまでデイサービスは週1回だったのを、お風呂好きの義母の希望を叶えるため、週2回通ってもらうことになりました。
 施設でも週2回入浴しますので、これで合計4回を確保。
 ケアマネさんが頑張ってくれました!

 但し、デイサービスを増やしたことで、介護保険(要介護1)の単位がほぼ上限に達してしまい、ヘルパーさんに入ってもらえなくなってしまいました。
 掃除は私が、洗濯も基本的に私がすることになりました。

 とにかく最初の1週間、私にとっては大変ハードな日々でした。

 朝9時前後に施設に行って、義母の通院(整形外科で電気治療)の付き添い、居室やトイレの掃除、洗濯物を自宅に持ち帰って洗濯、合間をぬって役所や金融機関などで住所変更手続き(電話でできるものは電話で、郵送でできるものは郵送で、ネットでできるものはネットでしました)、ガスなどの停止の手続き、「引っ越しましたハガキ」の準備、などなど。

 今日(金曜)は午前中は通院付き添いと掃除と買い物、午後からは来客が2人。

 まず、地元の金融機関の担当者が施設まで来てくれました。
 定期預金を下ろす手続きと、住所変更の手続き。

 その約1時間後には、ケアマネさんが新たなケアプランを作成して持ってきてくれました。

 義母は金融機関の人にも、ケアマネさんにも、そして私にも、とても機嫌良く、饒舌で、「ここの職員さんも、くっくりさんも、良くしてくれて助かってる。本当にありがたい」「一人暮らしの時は、もしものことがあったらと不安やったけど、ここやったら私も安心、家族も安心」「もちろんお金はかかるけど、安心料」「私は何もせんと、全て皆さんにお任せ。贅沢言うたらバチ当たる」と。

 ケアマネさんを玄関まで見送った時、私とケアマネさんの二人だけで会話しました。
 ケアマネさんは「良かったです。お義母さん、ご自分の状況がちゃんと分かってらっしゃるようですね。体験入居の時は、ここを病院と間違えたり、混乱してらしたようなので…」と。
 私も、「最初は心配でしたが、思ったより早く馴染んでくれたようで、ホッとしてます」と。

 居室に戻って、義母としばらく話していたら、義母のお姉さんから電話が入り、そこでも義母は「もしものことがあったら一人暮らしでは不安だから入居した」「みんな良くしてくれてる。ありがたい。何も心配いらんよ」という趣旨の話をくり返していました。

 その後、私は帰宅して、それから夜の定時連絡(午後8時頃)を義母の携帯に入れました。
 以下、義母との会話。
 (ここから話は佳境に入ります)

 「お義母さん、今日はいろんなお客さん来たし、せわしなくて大変でしたね。でも引っ越し後の手続きもほぼ終わったし、もう落ち着くと思いますよ」
 「うん。ありがとう。でな、私、考えたんやけどな…」
 「何ですか?」
 「そろそろ家に帰ろうと思うねん」
 「……はい?」
 「ここにおっても、何か治療するわけやないし、家におるのと同じやから」
 「……はい?……」

 え?…え?…何これ?コント?夢?
 お義母さん、昼間と言ってること全然違うけど…。
 
 私はパニクってしまって、「いえ、家にいるのとは全然違うと思いますよ。もしもの時のことを考えると…。施設だったら何かあっても職員さんにすぐ対応してもらえますし…」と言うのがやっとでした(ていうか、これって昼間、義母が私やみんなに対して言ってた内容そのものですやん)。

 夫に電話を替わってもらったところ、20分以上、話し込んでいました。
 夫が言うには、義母はこんなことを言っていたそうです。

 「毎日一人でずっとテレビ見てて、これだったら家にいるのと同じ」
 「暇だし、いろんなことを考えてしまう」
 「病院にもほとんど行けてない」
 「薬も飲んでない」
 「一人暮らしの時みたいにもっと外出したい」

 夫は「何でも職員さんに相談してみ。向こうはプロやから、いい解決策見つけてくれるはず」というような話をしたそうです。
 義母も、夫に話を聞いてもらってるうちに、ちょっとは落ち着いたらしいです。

 ちなみに、「病院にもほとんど行けてない」は事実と違います。
 入居してから6日間のうち、3回、義母は通院してます。
 もっとも、以前は1週間のうち最大5日通っていたので、それと比べたら、「ほとんど行けてない」も間違いとは言えないかもしれませんが…。

 「薬も飲んでない」というのも違うと思います。
 施設側でお薬カレンダーをセッティングしてくれてますし、これは体験入居の時ですが、職員さんが義母をはじめ入居者さん一人一人に、食後にお薬を配っているのを私は見ています。

 やっぱり義母は急激な環境の変化で、頭が混乱してるのかな?

 外出については、慣れない道だし義母を疲れさせてはいけないと、私なりに判断して、今のところ病院の行き帰りのみです。
 あ、一度だけ、帰りに少し遠回りをして、二人で公園に桜を見に行きました。
 これからは、歩ける範囲でもっと「連れ回す」方がいいのかな?

 あと、夫が言うには、せっかく施設に入ったのに、私の負担がかえって増えていることも、義母の重荷になっているのかもしれないと。
 ケアマネさんたちに言っていた「くっくりさんが良くしてくれてありがたい」という言葉は、実はその重荷の裏返しで出たものかもしれないと。

 介護生活に入った当初から、私に対して義母は「いつもありがとう」「忙しいのに悪いなぁ」「無理せんといてや」と、口癖のように言い続けてきました。

 そんな時、私はいつも、「いや、当たり前のことしてるだけですよ」「本当に忙しかったら来てませんって。いつも私、はっきり言うでしょ。『明日は忙しいので行けません』とかって(笑)」「ええ、無理のない範囲でやらせてもらってますんで」と返してきました。
 病院の付き添いも、「夕方にやってるウォーキングを、時間を変えて午前中にやってるようなもんですから」と言ってます。

 私は本当に無理のないスケジュールでやってきたつもりですが(身体的よりむしろ精神的にしんどかった)、義母には、私が無理してきたように映るんでしょうか。

 病院の付き添いは、自宅住まいの頃はだいたい一人で行ってもらってました。
 転倒したとか、熱っぽいとか、気になる症状がある時にはもちろん付き添いましたが。
 義母も長年通い慣れた道だったので、一人でも道に迷うことはほとんどなかったです。

 今の施設から病院までは近いうえに、ほぼ一本道です。
 ところが、自宅から見ると、施設は病院を挟んで正反対の場所にあり、義母にとってほとんど馴染みがないエリアです。
 だから付き添いは必須です。

 が、義母が道を覚えるまでには長い期間がかかるだろうし(認知症が悪化して覚えられない可能性も大)、私の付き添いを負担に思った義母が、通院をやめると言い出す心配もあります。

 そもそも施設入りを検討し始めた時、義母の希望として、「他人にあまり干渉されたくない。家にいるのと同じように、一人でのんびりしたい」というのがありました。

 だからこそ、介護付き老人ホームのように、あれこれかまってくるようなシステムの所は避けて、あえて、食事の時以外は基本的にほったらかしのサ高住を選んだわけです(他に金額的な事情もありましたが)。

 が、今日の義母の話を聞いていると、実は、義母は本当は「かまってほしい」人なのか?と。
 いや、介護付き老人ホームに入ってたら入ってたで、「いちいち世話焼いてくるのでうっとうしい」と不満を言ってたかも?

 先ほどネットで調べたところ、実は、認知症を持っている人の多くが、入居後しばらくは新しい環境に慣れることができず、「帰宅願望」が強くなるそうです。

 多くの入居者がそうであるように、義母も好んで施設に入ったわけではありません。
 できるものなら、以前の一人暮らしを続けたい、でも、それはどうも難しいようだと理解し、義母なりに自分の心に折り合いをつけて、入居を決断したわけです。

 そこのところの歪みみたいなものが、今、表に出てきてしまっている状態なのかもしれません。

 何か今回、いつにも増して、とりとめのない文章になってしまったようで、すみません。

 とりあえず、明日にでも施設側にこのことをお話しして、ちょっと気をつけて義母の様子を見といて下さい、とお願いしようかなと思ってます。



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義母が入居完了しました!

 前回の続き。
 ツイッターで先駆けてつぶやきましたように…
 3月30日、義母のDホームへの入居、何とか無事に完了しました。


 特に入居日(引越日)の前日がもう本当にハードスケジュールでした。

 まず契約にまつわる手続きがたくさんあって、Dホームだけでなく、建物の会社(Dホームは運営をしているだけで建物は別会社)、訪問介護の会社、薬局、あと1つ何だったか忘れましたが、とにかく5カ所との契約を結ばないといけなくて、書面がもう山のように。
 その説明を受けるのと、記入&捺印していくだけで1時間以上。

 その後、家具の搬入と、家電の搬入。
 家具はすんなり届けてくれましたが、家電は時間通りに来てくれなくて、その後の予定が全て後ろ倒しに。

 3月はたまたま私が義母の名代で義母宅一帯の土地代を集める当番だったので(義母宅は借地に建っている)、ちょうどいい、引越の挨拶もしようということで、夕食前の午後5時台までには集めに回れると思っていたのが、私がDホームを出たのがなんと6時過ぎ。

 そこから義母宅に速攻で向かって(近いんですけどね)、義母とともに近所を回り、土地代集め&引越の挨拶(粗品進呈)、それから別途、町会長さん宅にも挨拶に行き、最後に地主さんに集めた土地代を納めに行って挨拶。

 そこからまた義母宅に戻り、引越の荷物を最終確認したら、「前回この位置に置いた物がなくなってますやん!」って事態が立て続けに起きてしまって。

 義母は義母なりに考えて整理し直したようなんですが、こちらは、たとえば「現地に着いたら、まず最初に必要なのは義母の上履きだから、それは義母のいつも持ってるこのカバンに入れておいて、車に乗る時に持ってもらう」とかいうのを考えてセッティングしたあったのに、もうぐちゃぐちゃになってて…(T_T)

 気を取り直して、やり直して、「もうこれで完璧に準備できたので、お義母さん、もう触らなくて大丈夫ですからね(^_^;」と念押し。
 そうこうしてたら、もう午後8時前。
 自宅ではお腹を空かせた夫が待っていました。
 さすがに事情は分かってるので、怒ったりはせず、「ご苦労さん」。

 そして、当日。
 ワゴンを出してくれた義弟(次男)はさすが公務員というか、指定通りの時間に義母宅に到着。
 荷物も幸い、1回で全部積むことができました。
 場合によったらDホームまで、もう1往復してもらわないといけないかなと思ってたので。
 計算外だったのは、雨が降り出したのが天気予報よりも1時間ぐらい早かったことでした(T_T)
 
 あ、もうひとつ計算外だったのは、前日に「お義母さん、もう触らないでね」と念押しした荷物を、また義母なりに触ってしまったらしく、義母に持たせたカバンに入っているはずの上履きが、また別のどこかに行ってしまってたことです。
 みんなで探して、幸い、すぐに見つかりましたけども…。

 とにかくバタバタしましたが、まあ義母でなくても、引越なんてもともとそんなもんですよね。
 想定外のことが起こりがちというか。

 で、入居した次の日(日曜)、朝・昼・夕と3回、義母の携帯に電話しましたが、特に問題なく、元気に過ごせているようでした。

 ただ、義母は、何か困ったことが起きても、よほどのことがない限り、気を使って私には話してくれない人で、その性格は施設に入っても変わらないだろうから、施設側とも緊密に連携を取りながら、家族として速やかにフォローができる態勢を取っていきたいと思います(←政治家みたいなセリフ(^_^;)。

 施設側で服薬管理もしてくれる、これだけでもすごくありがたいです。
 今までみたいに「お義母さん薬飲みましたか?」「飲んだよ」「飲んだつもりで飲めてないこともあるので、もう一度確認して」「分かった。見るわ」←結局飲めてない…という不毛なやり取りが必要なくなっただけでも、私はどんなに気が楽か。

 今後のことですが、まずは、できるだけ早く役所に行って、住所変更の手続きを行わないといけません。
 4月の第1週の役所なんて、そりゃもうあなた、地獄のように混むのは分かってるけど、何せこの手続きを済ませないと、次の手続き(金融機関などの住所変更等々)に進めないので…。



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