【追記あり 8月7日(火)17:45】【追記あり 8月8日(水)14:30】【追記あり 10月12日(金)0:20】 前回の続き。
義母の、保険会社の契約者貸付金(身に覚えのない借金)について。
保険外交員のおばちゃん(前の担当者)がお金を勝手に引き出していたことが分かり、「三者面談」が行われることになりました。
で、本日土曜日に、それが行われました。
出席者は、
保険のおばちゃんAさん(3年ほど前に退職済。足腰が悪く要介護)
保険会社のXさん(それなりの地位の男性)
義母(保険から勝手にお金を引き出された本人)
次男(保険の受取人)
次男の妻(私よりしっかりしている)
長男(私の夫)
私(一番頼りない)
まず保険会社のXさんからこういう話が。
「Aさんの息子さんにも来るように言ったが、仕事が忙しいそうで来れませんでした」
この時点で嫌な予感が(T_T)
さらにXさん、「会社として大切な案件なので、ICレコーダーで録音させていただきます。皆さんも録音なさって下さい」。
長男(夫)がレコーダー持ってきてたので、録音開始。
XさんがAさんに経緯を質問するのですが、のらりくらりで、「すみません、こんなことになるとは…」「あの頃はバリバリ働いてて、自分もこうなるとは思ってなくて…」ばかり言ってて、ほとんど話が前に進まない状態。
もしかしたらこの人は足腰が悪いだけではなくて認知症にもなってるのではないか、昔のことを思い出せない状態なのではないかと私は思いましたが、後で、夫(子供時代からAさんを知ってる)も、次男の妻も、
「Aさん、都合が悪いのでとぼけてたね」「ICレコーダー回ってたので、まともに話をしようとしてなかったね」と。
えっ、そうなの…?
私は自分の甘さを反省(T_T)
Xさんが入出金の記録を、全部で20枚ほど提出してくれたのですが、それによれば、
Aさんは全部で600万円ほどを引き出し、返済した額も600万円ほど。
つまり、Aさんは、自分が借金を完済した気でいたらしい。
つまり、黙ってればこのままばれないと思っていたらしい。
※Aさん自身は、借入と返済の額がほぼ一致してるのは単なる偶然だと主張。
これにはその場にいた全員が呆れた。
ところが借金はまだ残ってました。
保険を下取りして新たな保険に転換する時に何かごちゃごちゃあって(細かい話は私にはよく分からない。夫や次男はある程度分かってると思う)、さらに利息分もあったりで、とどのつまり…
現在残っている貸付の残高=義母がAさんから返済を受けるべき額は、
400万円をゆうに超えています。 とにかくXさんは、最初に義母とAさんの間でどういうやりとりがあったのかが重要だと。
Xさんが質問を重ねる度に、Aさんの話は変わっていきました。
のらりくらり話す上に、話の内容もどんどん変わっていくので、はっきり言って、この長い話し合い(3時間)のうち半分は、無駄な時間だったと思います。
Aさんへの長い聴取で、現時点で分かったこと(あくまでAさんの主張だが)。
平成11年4月、お金が必要になったAさんは、義母にお金を貸してほしいと申し出た。
義母は「手元にお金はない」と答えた。
するとAさんは「カードがあれば貸付を受けられる。カードを作りましょう」と促した。
すると義母は「いいよ」と了承したという。
要するに、Aさんは義母からお金を借りるために、カードを作らせた。
※義母は「カードを作った覚えも、そんなことを言った覚えもない」と反論。
ただ、実際にカードの申込書を見ると、筆跡は義母のもの。
これが義母の立場を悪くしている。
Aさんは、
義母にカードの申込書を書かせて、その時に暗証番号を聞き出した。 翌月(平成11年5月)、カードが義母の自宅に郵送されてきた。
Aさんは義母宅に行き、義母にカードを持たせて、自分の車に乗せて、一緒にATMに行き、義母からカードを借りて、お金を引き出した。
場所は、隣の区のショッピングセンター内のATM。
5kmから10km程度離れている。
なぜ近所のATMではなく、遠くまで行く必要があったのか?
Aさんが言うには、「このお宅の付近には駐車場ないから。あのショッピングセンターなら確実に駐車場あるから」。
Aさんはそのまま義母のカードを預かっていたので、2回目以降にお金を引き出す時は、1人で行ったとのこと。
※後で夫が「Aさんは初回だけは母と一緒にATMに行ったというが、これも怪しい話。あんな遠くまで行かなくても、ここの近所でも駐車場はある」と言っていた。
Xさんは、「会社側としては、ご本人様の了解があったかなかったが問題。了解があった場合は個人間の貸し借りになる。ご本人様は包括的に貸したという認識はありますか?」
義母はもちろん「ない」と答えました。
※この「包括的」という言葉をXさんは何度も使っていた。
細かい話はもう省きますが、とにかくAさんの話には矛盾が多く、Xさんからも、こちらサイドからも何回も突っ込まれてました。
聴取を終えたXさん=保険会社の結論は、
ご本人様(義母)には返済の義務はもちろんない、Aさんに返済義務があるとしながらも…
事実関係を確認して、確定できれば社として然るべき対応をするが、お互いの記憶が曖昧で、それが確定できない状況なので、社として対応できない。 資料を出すなどサポートはするけれども、お互いで話し合って解決を目指してほしい。 (゜◇゜)ガーン!
Xさんが「Aさん、あなたは一括返済できますか?預貯金はありますか?どういうふうに返済を進めますか?」と尋ねると、Aさんは「返せるあてはない。あれば持ってきてる」と、半ば開き直ったような発言。
Xさんに促されて、Aさんは、話し合いに来なかった息子に、この場で電話をすることになりました。
Aさんが最初、息子の携帯に電話をし、しばらく話していましたが、らちがあかないので、私が電話を替わりました。
「あなたのお母さんが400万円以上、私の義母からお金を借りていて、返してくれません。話し合いに応じてほしいのですが、いつなら都合がいいですか」
すると息子は、「そんなこと言われても(笑)、初めて聞いた話だし(笑)、こっちも仕事あるし(笑)、いつ都合つくかなんてわからんわ(笑)」。
もう本当にこのとおりで、ずっと笑いながら話すのです。
※本当に初めて聞いた話なのか、しらばっくれてるのかは不明。
まさに取りつく島のない状態で、私は、「とにかく話し合いに一度出てきて下さい。でないと法的な問題に発展するかもしれません。また後日連絡します」としか言えませんでした。
保険会社のXさんも呆れた様子で、「Aさん、息子さんにちゃんと話しておいて下さいと言いましたよね?あなたは真剣味がなさすぎます。社として
金融庁にもすでに通知してあるほどの、これは重大な問題なんですよ!」と突っ込んでいました。
とにかく、見かけ上は、義母がカードを作って、Aさんにカードを貸して、Aさんの好きにさせていた状態。
だから、刑法では問えないのではないかという話。
息子にも、借金返済の法的な義務はありません。
今回のことは義母にも問題があるのです。
どういうやり取りでそうなったかは分からないが、とにかく自分で申込書に名前を書いてしまったこと。
また、これまで、保険会社からいろんな形で「あなたの貸付金残高はいくらです」という通知が来ていたのに、それを無視していたこと。
※義母はそれらを全く見ずに放置していた、あるいは、見たけど意味が分からないから放置していたらしい。
で、これからどうするかですが、
次男がXさんに、「Aさんの息子さんにまず重大性を認識させないといけないので、今回の経緯についてまとめた書類を、会社として作ってくれませんか」と頼みました。
それがだいたいお盆明けぐらいにできる予定です。
それをテコに、Aさんの息子に改めて連絡し、話し合いの場に引きずり出すということで。
それで出てこないようなら、弁護士さんを頼むしかない、弁護士から電話が来たらさすがに事の深刻さに気づくだろう、と、XさんとAさんが帰った後、みんなで話しました。
本当はもう今の時点で頼んだ方がいいのでしょうが…。
次男に「探して」と前から言ってあるのですが、「心当たりがない」で止まってるし。
前に読者様たちから紹介していただいた、ネットで弁護士さんに相談できるってやつ、あれを使うしかなさそうです。
が、今は、私もお盆進行で忙しいし、ちょっとそこまで手も、気持ちも回りません。
っていうか、これ、私がやるのは適任じゃない気がしてきました。
決して逃げ口上ではなくて、今回の話し合いで、私は、自分がいかに頼りないかがよく分かりました。
特に、次男の妻がすごくしっかりしていて、私みたいに甘いところが全然なくて、Aさんに鋭いツッコミどんどんしてたんです。
「あなた、他の人に対しても、同じように借りてるんじゃないですか!?」みたいに。
次男も基本は無口だけど、要所でしっかり発言してたし。
もう、この案件、当事者(受取人)のあなた方で交渉して下さいよ。
私にこのまま交渉窓口をさせてたら、下手打って、戻ってくる物も戻って来なくなるかもしれませんよ。
…というのが私の本音です(T_T)
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あと、前回書いた、義母の生命保険の受取人が全て、長男(私の夫)ではなく次男になっている理由が分かりました。
それとなくだと、まともに答えてくれないので、義母にはっきり尋ねました。
ずばり、前記事のコメントで、読者様が指摘くださった
「(2)適当、前回の契約が次男だから今回も」が正解でした。
最初の契約の時、長男(夫)は結婚して家を出ていたが、次男は未婚で家にいたので、次男を受取人にした。
以降の保険も、その流れで全て、次男を受取人にしたと。
分かって見れば、なーんだ、って話でした。
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【追記 8月7日(火)17:45】 保険会社のXさんから電話あり。
話の内容は概ね、以下の通りです。
●先日の話し合いで「個人の貸し借り」という話をしたが、当社の取り扱いにも不手際があったと思われるので、いま整理をしている。
●「包括的」と言っても、長年に渡ってご本人がお金を貸すことを認めたかというと疑わしい。
●一方で、社からご本人に貸付のことを直接連絡はしていないが、通知物は送っている。
●「個人の貸し借り」かどうか位置づけが現時点で明確でない。
●関係部署も多岐に渡るので、整理して見解をまとめるのに時間がかかる。
●社として管理責任をどうするか、確定させた上で、相手方(Aさん側)と折衝していく。
土曜の時点では「個人間で話し合って解決を目指してほしい」でしたが、少し変化しました。
私の方から金融庁に相談したので、もしかしたら金融庁から保険会社に連絡が行ったんでしょうか?
【追記 8月8日(水)14:30】 金融庁のHPから相談(書き込み)をしていましたが、その金融庁から電話あり。
私が書き込んだ内容について確認されただけ。
書き込んだ後、保険会社から連絡があり、少し変化が起きたので(8月7日の追記参照)、そのことを伝えた。
保険会社に変化が起きたのは、もしかしたら金融庁から何か言ってくれたのかどうか尋ねましたが、「金融庁から何か言ったか、そういうことは教えることができない。言ったか言わないかも言えない。監督官庁なので、間に入って何かをする立場ではない」という返答。
要するに、何もしていないということですね(^_^;
金融庁からは、生命保険協会(の生命保険相談所)を紹介されました。
http://www.seiho.or.jp/contact/about/
保険会社の業界団体らしいので、はたして中立な立場で対応してくれるのか少し疑問。
あと、コメント欄には書きましたが、本文に追記はしていなかった話。
8月7日(火)の夜、義弟(次男)に対して、今後はそちらが主体的に動いてほしい旨をお願いしました。
義弟は渋々ながらもいちおう了承してくれました。
すぐには難しいようなので、次に保険会社から連絡が来たタイミングで(おそらくお盆明け)、義弟の連絡先を教えるということで、本人から承諾を得ました。
【追記 10月12日(金)0:20】 数日前にツイッター上で保険会社の社名を明かしたので、ここにも記しておきます。
第一生命です。
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