「ぼやきくっくり」はいちおう「憂国ブログ」なんですが、真央ちゃん関係のツイートは反響がけっこうあって…。
みんなやっぱり真央ちゃんが好きなんやなぁと。
引退を知ったあの夜から、私はしばらく気抜けのようになってました。
翌日からワイドショーとか録画しまくって、見られる限り見て…。
ソチ五輪の後、何度か引退が噂されたけど、できればもう少し選手として続けてほしくて…。
だけど、ついに終わりの日が来て…。
去年の全日本選手権で12位に終わった時も、引退するとはまだ思いませんでした。
この試合を解説した荒川静香さんが言うには、この時、引退の予感があったそうで、「状態がトップまで上がってきてないのに、トリプルアクセルを跳ぼうとしたのは、自分の中でやりきりたい気持ちがあったんだろうと」と。
この4月2日まで行われた世界選手権の結果、平昌五輪の日本人女子3枠を確保できず、2枠になったことも、引退の決断に影響したのかなとも思ったけど、それは4月12日の会見でご本人が明確に否定していましたね。
引退を決めたのは2月であると。
2枠が決まった時、多くの人が思ったでしょうが、私も「これは真央ちゃん、食い込むのきついな」と。
その時も、でも、引退の2文字は具体的には私の頭には浮かんでこなかったんです。
だからこそ、引退のニュースを聞いた時、びっくりしてしまったわけですが…。
会見は動画で全部見ました。
真央ちゃんて、何というか、やっぱり別格なんですよね。
真央ちゃんと同世代の選手の方々や、若い他の選手の方々も台頭してきたけども、私、冷たいようだけど、あまり興味を持てなくて…。
本当に申し訳ないけど、真央ちゃん以外、ハートにグッと来る(死語)選手がいなくて…。
この先もずっと出てこないかもしれません。
男子では、羽生結弦くんがわりとハートにグッと来るけど、それでもやっぱり真央ちゃんほどではない…。
何で真央ちゃんなのか?
ロシアのプルシェンコさんが、真央ちゃんのソチ五輪フリーの演技の後、「君は本物のファイターだ!」と賛辞を送ってたけど、そこだと思います。
安全策をとって高得点につなげようとする選手も多いなか(試合に勝つのがアスリートの宿命だから決して悪いことじゃない)、こだわりを持って、常に自分の限界に挑戦してきた真央ちゃん。
ジャンプ以外の、たとえば表現力とかでも十分世界で戦えるのに、あえて難しい演技構成に挑んできた真央ちゃん。
そういう姿勢に、私は惹かれたんだと思う。
あと、何と言っても、華やかさとオーラですね。
よく彼女は、天使のようだとか、妖精みたいだとか言われたりしますが、それってファンだけじゃなくて、練習風景やプライベートを見てる周辺の選手も言ってるんですよね。
高橋大輔くんとか、織田信成くんとか、今回の引退表明を受け、改めてそう言ってました。
そうそう、織田信成くんと言えば、4月11日の関テレ「報道ランナー」で、こんな話をしてました。
「真央ちゃんのスケート、僕から見ると、何か浮いてるような…。スケートは氷の上でとてもバランスが取りにくくて、力を入れて踏ん張ったりするけど、そういうのじゃなく、難しいことを軽やかにしてて、雲の上にいるような…。見てて、何か違うなと。技術的なことかもしれないし、精神的なことかもしれないけど、ずっとスケートしてきた僕が見ても、何だろうこのスケートは…と思うような」
真央ちゃんは天才ですが、その裏には、もちろん膨大な練習量があって…。
「練習の鬼」で、コーチが練習のしすぎを心配したり、織田信成くんは、練習に臨む姿勢がストイックな真央ちゃんを、かつて「修行僧」に喩えたことがありました。
ソチ五輪のあと1年間休養して、復帰後は、年齢から来る衰えとケガとの闘いでした。
練習後も、人から見えない所で、筋トレなどを頑張ってたそうです。
それはそれは過酷なトレーニングだったと。
でも弱いところは人には見せない。
試合で良い結果が出なくても、ケガを言い訳にしたりしない。
練習や試合の時とは違って、普段はチャーミングで、ちょっと天然なところもある真央ちゃん。
フィギュアに対してもピュアだし、人に対してもピュア。
そういう人間性も魅力ですよね。

日本だけでなく世界からも愛された選手でした。
数年前、たぶん「Mr.サンデー」で見たんですが、ロシアに真央ちゃんのファンクラブがあったり…。
もちろん世界の選手たちからも愛されてました。
これも数年前、何かの番組で見たのは、ロシアの女子選手たちに取材したら、みんな真央ちゃんのファンだったという。
アメリカのアシュリー・ワグナー選手に至っては、初めて真央ちゃんに会った時、感激のあまり泣いてしまったのだとか。
真央ちゃんといえば、キム・ヨナさんがよく引き合いに出されますよね。
今日の会見では、
赤旗の記者が彼女について質問をして、ネット上で波紋を呼んだようです。
同い年で、同じ時代に競い合ったライバルだから分からなくもないけど、すみません、私もあまり同じ土俵で語ってほしくないです。
とにかく真央ちゃんは別格だと思うから。
キム・ヨナさんは悪いけど、「あの時の金メダルって誰だったっけ?…ああ、キム・ヨナさんか」というレベルなんじゃないかと。
真央ちゃんはそういうんじゃなく、もはや記録とかは突き抜けてしまってる存在だと思う。
もちろん記録もすごいけど、それ以上に、演技が記憶に残る選手というか…。
※記録はたとえば…
グランプリファイナル4回優勝
世界選手権3回優勝
“同一競技会(バンクーバー五輪)でトリプルアクセル3回成功”のギネス記録
技術もすごいけど、とにかくオーラが他の人と全然違ってます。
あくまで私見ですが。
今をときめく宇野昌磨選手や本田真凜選手など、男女問わず、多くの若い選手が真央ちゃんの後を追いかけ、そして成長してきました。
日本のフィギュア界だけでなく、世界のフィギュア界にも大きな影響を与えた真央ちゃん。
彼女の影響、いや、貢献と言っていいですね、それはこれからもいろんな形で続いていくのでしょう。
スポーツって必ずしも順位だけじゃない、そのことを教えてくれたソチ五輪のフリーの演技は、多くのファンにとってそうであるように、私にとっても大切な宝物です。
私よりはるか年下で、親子ほど年が離れてるのに、たくさんの感動と勇気と教訓を与えてくれた真央ちゃん。
本当にお疲れさまでした。そして長い間本当にありがとう!
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