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3度めの陽水ブーム(あくまでマイブーム)

 私の人生の中で、これまで2度「井上陽水ブーム」がありました。

 1度目のブームは、小学校5年生の頃。

 同じクラスで親友だったA子ちゃんのお兄さんが6歳上で、フォークが大好きな人でした。
 そのお兄ちゃんに、A子ちゃんと一緒に歌とギターを教えてもらいました。

 かぐや姫、吉田拓郎、井上陽水、いろいろ教わりましたが、私が一番グッと来たのが陽水でした。

 学校の「おたのしみ会」とかで、A子ちゃんと二人で「神田川」「東へ西へ」など、ギターを弾きながら歌いました。
 (今思えば、何てませた子供だろう!(^^ゞ)

 2度目のブームは、世間的にも陽水ブームが巻き起こっていた頃です。
 そう、「いっそセレナーデ」が大ヒットした頃。1984年から85年あたりしょうか。

 ちょうどその頃、たがみよしひさ先生の漫画「軽井沢シンドローム」も流行っていたのですが、各回のタイトルがいろんな歌のタイトルをそのまま引用する形式で、陽水の歌もよくタイトルになってましてね。

 それもあって、陽水のそれまでのアルバムをほとんど聴きました。
 (ちなみに「軽シン」では他に中島みゆきさんの歌もよくタイトルに引用されていた)

 それがなぜ最近また陽水を聴いてるのか?というと……

 いや、特に理由はないんですが、強いて言えば、YouTubeに貴重なライブの音源とかを偶然見つけて、それでなーんとなくまた聴くようになったのです。

 ライブ音源を聴いてると、オリジナルとの違いなんかが気になって、古いテープ出してきて確かめてみたり、いろいろやってます。

 私が特に好きな曲はこれです(^▽^)

■01_夜のバス

 曲もいいけど歌詞が心に残る。
 「バスの中はとっても寒いけれど、君の嘘や偽り程じゃない、君のくれた青いシャツを、今日は着ていないだけまだ暖いよ」。
 彼女に裏切られた失意の様子がストレートに伝わってきます。

■08_なぜか上海

 これはもう歌詞より何より曲が好き。ギターのイントロやオブリガードもかっこいい。

■20_マイハウス

 1:15~の「山羊の耳に盛り上げ製菓」がどうしても「山羊の耳に森永製菓」に聞こえます。
 オリジナルの歌詞は「森永製菓」だが、法律の関係で歌詞カードでは「盛り上げ製菓」に、でもライブでは「森永製菓」と歌うことが多いらしい…てな話がネットに載ってました。

■21_氷の世界

 定番ですね~(^_^;

■17_青空ひとりきり

 原曲に近いアレンジ。

■青空ひとりきり~氷の世界(1979渋谷公会堂でのライブ)

 上のとはアレンジが全然違う。フュージョンっぽい。

■井上陽水 とまどうペリカン

 1985年頃に、カラオケにこの曲が入っていて、びっくり!!
 はりきって歌ったけど、その場にいた10人ほどの友人らの中で、これを知ってる人は誰一人いなかった…。
 みんなタイトルからして陽気な曲だと思っていたらしくて、いざ私が歌い出したらこんな曲だったので、何かちょっとひいてたのを覚えてますわ(^^ゞ



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ライティングの仕事

 以前からいろんな人に勧められていたこともあり、8月から副業でライティングの仕事を始めてみました。
 
 でも、書いたら書いた分だけ報酬になるわけではありません。
 採用された場合だけです。

 ところが、その不採用率がすごく高いのです。
 私だけがこんなに不採用が多いのか?
 あるいは、この社特有のものなのか?

 1社でしか仕事をしていないので、この1社だけが特に不採用率が高いのかもしれないと思い、個人の方のブログや巨大掲示板で調べてみました。

 ところが……

 Aさんは、144記事書いて不採用は4記事だと言う。
 Bさんは、不採用率は1割ぐらいだと言う。
 Cさんは、90記事を超えて初めて不採用にされたと言う。
 Dさんは、500記事書いて不採用は2、3記事だと言う。
 Eさんに至っては、なんと1000記事を超えても不採用は1つもないと言う。

 ……すみません、私、8月は149記事書いて採用119、不採用30。
 採用率80%弱です。

140922writing.png

 この画像は特に不採用が多かった日をキャプチャしました。
 やる気なくす……(T_T)

 しかも社からは不採用の理由は一切教えてもらえないので、自分の文章の何が悪いのかが分かりません。

 というか、採用基準がよく分からないのです。
 同じような形式のものを、同じように書いても、一方は採用、一方は不採用というパターンが多いので、よけいに混乱します。

 たとえば、各ご当地の名産を紹介するコラムを書け、という案件があったとしますね。

 ●●市の名産について書いたものは採用されました。
 でも、翌日、△△市の名産について書いたものは不採用になりました。
 両方とも同じ文体、同じ調子で書いたのですが……。

 一度投稿完了した自分の文章は見ることができなくなるシステムなので、私は投稿前に手元にメモで保存するようにしています。

 それで、この名産について書いた2つの文章も、採否が出たあと自分なりにつき合わせてみたのですが、落とされた方は何が悪かったのか、理由はやはり分かりませんでした。

 はっきりしているのは、ポイント(報酬)の高いものは落とされやすい傾向があること。
 (ちなみに上の「名産」案件はいずれもさほどポイント高くなかった)

 あと、日本語が多少おかしくても採用されるようです。
 こないだためしに、不採用狙いと言ったらおかしいですが、「適当な文章」をわざと書いてみました。
 内容に嘘はないけど、接続詞がおかしいとか文章にまとまりがないとかいう感じのもの。
 そしたら、それはあっさり採用されました。

 ポイントが低いもの(文字数が少ないもの=時間かけてない)はまだ諦めもつきますが、ポイントが高いもの(文字数が多い=時間かけてる)で不採用にされたらかないません。

 1時間ぐらいかけて書いたものが、あっさり不採用になった時のショックと言ったら……orz
 なので、今はポイントが高いものには手を出さず、中くらいのもの、低いものを書くようにしています。

 さっき1カ月で119採用と書きましたが、得られた報酬は4700円ほどです。
 計ったわけじゃないですが、時給に換算するとだいたい200円ぐらいだと思います。

 もっと不採用率を減らし、さらに早く入力できるよう努力をすれば、多少は効率も上がるでしょうが、いずれにしろ普通のバイトなどに比べると、全く割に合わない仕事であることに変わりありません。
 (巨大掲示板を見ると、時給1000円ぐらいになると言ってる人もいますが、本当だろうか?)

 それでも、外で働けないなど事情のある人は多いでしょうし(私も本業との兼ね合いでそうなってしまう)、空き時間に少しでもお金を稼ぎたいという人もいるでしょうから(私もそう)、こういった仕事の需要は、今後も増え続けるのではないかと思います。

 会社側にしてみれば、安い報酬で大勢の人が集まってくるから、オイシイんだろうなぁと。



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延命処置を施しました

 仕事部屋に置いてあるテレビが、実はまだアナログテレビなんです。

 でも、CSに加入してるおかげで、今のところまだ地上波も見ることができています。
 デジアナ変換というやつです。

 ところが、この春頃からでしょうか、「デジアナ変換は2015年3月に終了します」というメッセージがずーっと画面の上に出ていて、さすがに気になってきました。

 このテレビもついに買い換えないといかんなぁ、またお金かかるなぁ、とモヤモヤ……。
 デジタルのテレビもだいぶ安くなったとはいえ、今ほんとうに生活カツカツなので……。

 が、よく考えてみれば、地デジチューナーというものがあったんですね!

 アマゾンで見ると、ほとんどの商品が、「○点在庫あり。ご注文はお早めに」となってました。

 レビューを読んでみると、最近あわてて買ってる人も多くて、私と同じような境遇の人がこんなにもいるのか、と親近感がわいたりして(^^ゞ

 数千円の出費であと何年か今のテレビを持たせられるんだったら、そっちの方がいいかと思って、私もテレビの買い換えじゃなく、チューナーでとりあえず延命させることにしました。

 ↓これですわ~。
 


 セッティングとかややこしいのかな~と不安でしたが、やってみたらすごく簡単でした。
 今のところ順調に作動してます。

 ただ、テレビ自体がもうかなり古いので、ほんとにあと何年持つか分からないけど(^^ゞ



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錦織選手と神谷くんが重なる

 錦織圭選手、やりましたねー!(^▽^)

140907nisihori.jpg

錦織勝利、日本選手初の決勝進出 ジョコビッチに3-1(2014.9.7 04:13)
 【ニューヨーク=黒沢潤】テニスの四大大会最終戦、全米オープンは6日(日本時間7日)、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで男子シングルス準決勝が行われ、世界ランキング11位の錦織圭(24)=日清食品=は、同1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦し、6-4、1-6、7-6、6-3で破り、決勝進出を決めた。四大大会のシングルスでの日本選手の決勝進出は男女を通じて史上初の快挙。ジョコビッチとの対戦成績は通算で2勝1敗となった。

 島根県出身の錦織は13歳で米国にテニス留学し、17歳でプロに転向した。四大大会では2012年の全豪オープンで自身初の8強入り。元全仏王者のマイケル・チャン氏をコーチに迎えた今季、攻撃力に磨きがかかった。5月には世界ランキングで9位になり、日本男子として初めてトップ10入りした。

 今大会は右足親指のケガで一時は出場も危ぶまれたが、4回戦で世界ランキング6位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)を4時間19分の激闘の末に撃破。準々決勝も同4位のスタニスラス・ワウリンカ(スイス)との4時間超に及ぶ戦いを制し、米メディアから「マラソン・マン」と称賛された。

【全米OPテニス】日本のテニス史塗り替える 錦織、技術と動きで偉業(2014.9.7 09:44)
 日本に「庭球」が持ち込まれてから130年余り。錦織は体格差を補う技術の高さと動きの速さを武器に、欧米を中心とするテニスの世界に立ち向かい、ついに四大大会の舞台で決勝へ進出。全豪、全仏、ウィンブルドン選手権4強の佐藤次郎ら名選手を超えた。

 「世界一の選手になりたい」との思いを胸に秘め、13歳で名選手を輩出する米国のアカデミーに渡って腕を磨いた。18歳でツアー初優勝。才能が芽吹いたが、度重なる故障でつらい時期も経験した。しかし、世界トップと渡り合える体力を付け、四大大会21度目の挑戦で快進撃を演じた。

 日本選手では1916年に全米オープン前身の全米選手権に熊谷一弥と三神八四郎が初参戦した。2年後に熊谷が4強入りしてから1世紀近い時を経て、24歳の若者が日本のテニス史を塗り替える偉業をやってのけた。(共同)

 いやー、びっくりしました!
 で、思わずこんなツイートを。


 「何のこっちゃ!?」という方のために簡単に説明すると……

 「エースをねらえ!」の原作やアニメをちらっとでも見たことのある方なら、宗方仁コーチ、それに藤堂さんや尾崎さんはご存知だと思います。

 宗方仁コーチは、主人公・岡ひろみが所属する西高テニス部のコーチ。

 藤堂さんと尾崎さんは男子選手で、日本のトップ選手たちでもあります。
 藤堂さんは岡ひろみをいつも支えてくれる人(後に二人は交際します)。尾崎さんはキャプテン。

 で、神谷裕介くんというのは、宗方コーチの死後、どん底に落ちたひろみが周囲の支えで復活し、世界で活躍し始めた頃に登場する男の子です。
 ひろみより2歳下。藤堂さんらより3歳下。

 原作マンガの後半を読んでない方はご存知ないでしょう。もちろんアニメにも出て来ません。

 藤堂さんと尾崎さんは日本のトップではあるが、残念ながら世界ではほとんど通用しないレベル。

 戦前の日本には強いテニス選手がいたけれども(マンガでは佐藤次郎選手らの偉業も紹介されています)、このマンガが連載されていた昭和40年代~50年代は弱かったんです。

 そんな時、神谷くんという、世界に通用するかもしれない素晴らしい素質を持つ男の子が出てきた。

 桂コーチ(宗方コーチの親友で彼の死後、ひろみのコーチになった)は神谷くんについて、こう言うんです。

 岡ひろみが宗方仁から学んだものを正確に伝達できれば、神谷裕介は宗方仁のような選手になれるだろう!と。
 
 そして、桂コーチは、藤堂さんと尾崎さんに、彼を鍛えてくれるよう言うのです。

 二人は、ひろみが頭をもたげてきた時から、自分たちは選手として世界に出るのではなく、ひろみを支え、その捨て石になろうと決めていましたが、この時、ひろみに対して感じていたものと同じ充実感、同じ血のたぎりを覚えるのです。

 「おれたちの背をふんで、世界へ翔(か)け登るやつがとうとう出て来た!!」と。

 同時に、藤堂さんはこう呟くのです。

 「(宗方)コーチが生きてたら…!いや…、見てるよな、どこかから。あの冴えたまなざしでなにもかも…」

 そして、こうも。

 「変なイジはらずに、捨て石になる覚悟をしてよかった」(笑)

 ただ、マンガでは、神谷くんのその後の活躍は不明です。
 彼が世界に羽ばたく姿までは描かれていないのです。

 マンガがあのまま続いていれば、神谷くんはきっと今の錦織選手のような活躍を見せただろうなと私は想像しています。

 今回の試合に限らないのですが、錦織選手のプレイ、その一球一球を見ていると、「エースをねらえ!」の中で私が一番好きな言葉を思い出します。

 それは宗方コーチのこの言葉。

「“この一球は絶対無二の一球なり
 されば身心をあげて一打すべし”
 だが そのことばが真底骨身にしみたのは
 テニス生命をたたれてからだった
 この世のすべてに終わりがあって
 人生にも試合にも終わりがあって
 いつと知ることはできなくても
 一日一日 一球一球
 かならず確実にその終わりに近づいているのだと
 だからきらめくような生命(いのち)をこめて
 本当に二度とないこの一球を
 精いっぱい打たねばならないのだと」


 冒頭の“この一球は絶対無二の一球なり されば身心をあげて一打すべし”は、元テニス選手の福田雅之助さんの言葉で、日本の多くのテニスプレイヤーがこの言葉に勇気づけられてきたと聞きます。

 テニスをしていない人間にもグッと来る言葉です。

 私もきらめくような生命をこめて、二度とない今日という日を精いっぱい生きなければ…!
 (とは思うものの実践は難しいです(^^ゞ)

 さて、錦織選手の決勝の相手、クロアチアのマリン・シリッチ選手は、世界ランキング16位。
 過去の対戦成績は5勝2敗で錦織選手がリードしています。

 が、シリッチ選手は準決勝で、世界ランキング3位のスイスのロジャー・フェデラー選手に、セットカウント3対0でストレート勝ちしており、こちらも波に乗っているようです。

 日本中みんなが錦織選手を応援しています。
 ここまで来たんですから、絶対に優勝してもらいたいですよね。

 決勝は日本時間の9日早朝に行われるそうです。


※「エースをねらえ!」の原作マンガ、kindle版が出てるんですね。
 私も久しぶりにまた原作(四半世紀以上も前のなのでボロボロ)を読み返してみようと思います(^▽^)

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戦争をはさむと例外なくおかしくなるNHK連ドラ

 オモテと違ってこちらは「難しい話は一切なし」がモットーですが、すみません、ちょっと今日は重たいかもしれません。

 NHK連ドラ「花子とアン」。

 支那事変はもう始まっていますが、今週(9月1日~)からは大東亜戦争に突入するようです。

 先週のエピソードですが、腑に落ちないことが……。

 村岡家の飼い犬「テル」が軍用犬として供出され、花子の幼い娘(正確には妹の娘なので養女)が落ち込んでいました。

 娘を元気づけるため、花子は自分が担当している子供向けのラジオ番組(翻訳の仕事の他に「ラジオのおばさん」の仕事もしている)で、軍用犬の活躍のニュースを読む時、勝手にアドリブで、軍用犬の名前を「テル」号と読み上げてしまったのです。

 勝手に原稿を読み替えるって……
 それも娘のために公共の電波を使うって……

 検閲の時代じゃなくても駄目でしょう!

 「事実に反することを伝えては駄目」「ラジオ局の他の職員たちの責任も問われる」と、ラジオ局の人たちが花子を叱りました。

 当然です。
 なのに、演出では彼らが悪者みたいになってました。

 あと、これは「花子とアン」だけじゃなく、またNHKだけじゃなく、戦争を扱うほとんど全てのドラマ、映画などにも言えることですが……

 たいがい主人公は、戦後の価値観で物を考えたり、喋ったりするんですよ。
 その人だけ、まるで戦後から戦前にタイムスリップしてきたみたいに。

 当時の日本の庶民で、今のような目線の反戦平和を考えてた人なんか、まずいません。

 国のために、たとえわずかでも自分が役に立てるなら、何かしたいと思っていたのが普通ですし、実際そのようにしていました。

 日本を取り巻く国際情勢も非常に厳しかったですし、国民みんなが気持ちをひとつにして行動したのは(あるいは我慢して逆に行動しなかったのは)、自然なことだと私は思います。

 なにも戦争の時代だけではないです。
 いつの時代も日本人はそうだったのではないですか。
 是非は別にして。

 厳しい状況下にあればあるほど、同じ方向を向いて団結する。
 情報やムードに流されて、立ち止まるのが難しくなる。
 今の日本人もそうでしょう。

 実際の村岡花子さんも、ドラマとは違って、第二次世界大戦中は大政翼賛会後援の大東亜文学者大会に参加するなど、戦争遂行に協力的な姿勢を取ったそうです(ナチスに好意的だったという話も聞きます)。

 花子さんだけではありません。
 多くの文化人がそうでした(もちろん中には違和感を抱いていた人もいたでしょう。それは否定しません)。

 先週(8月30日)のラスト、作家の宇田川満代(モデルは諸説あり)が従軍作家として進んで戦地に行くことを発表した時、みんなが万歳三唱するなか、花子と蓮子だけが嫌悪感を示していました。

 蓮子のモデルは柳原白蓮だから自然な反応かもしれませんが、花子はどうでしょう?

 私はNHKの連ドラを数年前から欠かさず観ていますが、戦争をはさむ時代を扱った作品は、もう例外なくおかしくなります。
 そこの時代だけ、リアルさが乏しくなる。

 「そんな奴おらんやろ~!」と、大木こだま師匠のようにツッコミまくりの日々です。
 戦争のあたりを除けば素晴らしい作品も多いだけに、本当に残念です。

 「花子とアン」については、この先を観てみないとちゃんとしたことは言えませんが、主人公を変に“美化”するのでなく、できるだけ事実に近いものにしてほしい。

 「戦争に協力したことを、戦後、反省する花子」で別にいいじゃないですか。
 ていうか、その方がよほど自然じゃないですか。



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