
阪神・和田監督の験担ぎで感じたこと

ドラフト会議で4球団競合のくじ引きの結果、大阪桐蔭・藤浪晋太郎投手を引き当てた阪神タイガースの和田豊監督。
タイガースの「1位くじ引き連敗」を12で止めました。
私は最近プロ野球を見てないのでよく分からないのですが、今年の阪神が大変不調だったことは知っています。
そんな和田監督が、当たりくじを引いた瞬間、「シーズン中にも見せたことのないような、勢いのあるガッツポーズ」(某コメンテーターの言)を見せました。
報道によれば、和田監督はこんな験(げん)担ぎをしていたそうですね。
■藤浪当てた“和田の左”のワケ…ゲン担ぎまくりでドラ1抽選12連敗で止めた(デイリースポーツ2012年10月26日 9:02)
>すべてが何かに導かれていた。朝、和田監督は品川の宿舎からタクシーで神田明神に向かった。験(げん)担ぎをする方ではないが「やるべきことだけはやっておこうと思って」とドラフトの成功を祈願したのだ。
>偶然にもタクシー運転手は西宮市に50年間の在住歴がある人。「皇居の横を通ったんだけど、『左手に皇居が見えます』と話をしてて、これは左手や、と。で、(神社への)坂を下から上っていくから、それで一番下や」。ドラフト会場に「心願成就」「良縁祈願」と書かれたお札を持ち込み、会場のスカウト、球団職員全員にお守りを配った。あとはただ運命に身を委ねるだけだった。
左手に皇居が見えたから、左手で封筒を取ったと。
和田さんがふだん天皇についてどういう考えを持っているのか、私は知りません。
というか、おそらくは平均的な日本人と同様、ふだんそういうことを特に深く考えたことはないのではないでしょうか。
ただ無意識に、皇居を縁起の良いものと受け止めたのでしょう。
(ついでに言えば、神社も天皇と深いつながりがありますね)
大げさかもしれませんが、これぞ日本人だなあと思いました。
(もし和田監督がバリバリの左翼だった場合、皇居が左手に見えたら右手で封筒を取ったに違いありません(^_^;)
ふだんは意識していなくても、日本人の心の中に空気のように浸透している存在、それが天皇なのです。
韓国の李明博大統領が天皇陛下を侮辱する発言をした時、ふだん天皇の存在を意識していないであろう人たちも、例外なく怒りを覚えたのはそのためでしょう。
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