
「ゴジラ」第一作
今回は、ちょっと前にメモっててUPするの忘れちゃってたネタです(^^ゞ
■デアゴスティーニ・ジャパン>東宝特撮映画 DVDコレクション
東宝特撮映画シリーズ、傑作55作品をお手元にコレクション!
創刊号は「ゴジラ」第一作(昭和29年公開)!!
さすがに55作品全部を揃えようとは思いませんが、テレビのCM観てたらどうしてもまた「ゴジラ」第一作を観たくなりました。
創刊号は990円とお手頃な価格ということもあり、買っちゃいました(^^ゞ
この映画をご存知ないって方はまずいらっしゃらないと思いますが、いちおう予告編をご紹介。
・「ゴジラ」予告編(YouTube)
私は昭和39年生まれなので、もちろんこの第一作はリアルでは知りません。
わりと大人になってから(少なくとも20歳前後)初めて観たんですが、何というか、すごく衝撃を受けました。
怪獣映画ではあるけれども、社会的なメッセージ(反戦とか環境破壊への警鐘とか)も含まれていたからです。
「へぇ、最初のゴジラはこんなふうだったんだ。その後の作品とはかなり違うなあ」と思ったものです。
「ゴジラ」シリーズは子供の頃にけっこう映画館でも観てるんですが、その頃(昭和40年代半ばから後半)はもう普通に怪獣映画という感じでしたから。
あと、カラーでなく白黒なのがかえってリアルというか、おどろおどろしさ倍増というか、効果的だなと思いましたね。
(これはテレビで「ウルトラQ」の再放送を観た時も思いました)
実は私、第一作を映画館で観たことがあるんですよ。30歳ぐらいの時に。
大阪・梅田の映画館でたまたまその日イベントがあって、その夜だけ特別に上映されるという話を職場の同僚から教えてもらい、「こんな機会は二度とないかも」ってことで出かけたんです。
大きなスクリーンで観た初代ゴジラは格別でした!!
特に最初の登場シーン、山の向こうからニョキッと頭だけ出すやつ、あれを観られてもうすごく興奮しました(≧∇≦)
それからおよそ15年を経て今回DVDでもう一度観たわけですが、それまでとはまた違う、ある種シビアな視点で観られたりして。
たとえば、国会で政治家が喧々諤々(けんけんがくがく)のシーンは、「建前ばかりでなかなか実効的な政策をとれない政治家って今と同じ?」とか思ってみたり。
幼い子供たちとともにあえてゴジラの進路にしゃがみ込み、「もうすぐお父ちゃまの所へ行くの」と女性が言うシーンは、「お父さんは戦争で亡くなったんだろうな」ということまでは前に観た時も思ったけど、今回は「あれ?そのわりには子供たちが幼すぎるのでは?年齢合わんのでは?」とか細かいことが気になってみたり。
戦争といえば、私は反戦的な映画というのは得てして偽善的だったり押しつけがましかったりするのであまり好きじゃないんですが、この映画に内包されている反戦メッセージは自然に受け容れられます。
戦争が終わってからまだあまり年月が経ってない時期に作られた映画だから、つまりスタッフが戦争経験者でリアリティを感じるから、でしょうか?
(ちなみにアメリカで公開された時、主に戦争時を連想させる場面はカットされたらしいです。Wikipedia>ゴジラ(1954年の映画)を参照)
焼け果てた東京の街はまるで東京大空襲の再来。女学生たちの合唱、平和への祈り。
それらを目の当たりにした芹沢博士(平田昭彦)は、ついに自らが開発した(開発してしまった)新兵器オキシジェン・デストロイヤーを使用する決心をします。
新兵器が悪用されることを恐れた芹沢博士は、愛する女性(河内桃子)への思いを胸に秘めたまま、その婚約者(宝田明)に「幸福に暮らせよ。さようなら」と言い残して自決、ゴジラと運命を共にします。
その死に様は、私には神風特攻隊の姿とダブりました。
そして、山村博士(志村喬)がこう呟く有名なラストシーン。
「あのゴジラが最後の一匹とは思えない。もし水爆実験が続けて行われるとしたら、あのゴジラの同類がまた世界のどこかに現れてくるかもしれない」
ここは何度観ても本当にゾゾッとします。
環境破壊で生態系がおかしくなる、そういうメッセージって、当時はまだポピュラーじゃなかったと思いますしね。
さて、DVDコレクション第2弾は「モスラ対ゴジラ」です!
昭和39年公開。あらら、私の生まれた年ですよ(^^ゞ
この映画も子供の頃にたぶんテレビで観てるんですが、ストーリーとか全然覚えてません。
大人になった今、改めて観たい気持ちもあるけど、私は虫が超苦手なので(モスラは巨大な蛾←この字を見るだけでも鳥肌立つぐらい苦手)、買ってもたぶんまともに観られないでしょうね(T^T)
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東宝特撮映画シリーズ、傑作55作品をお手元にコレクション!
創刊号は「ゴジラ」第一作(昭和29年公開)!!
さすがに55作品全部を揃えようとは思いませんが、テレビのCM観てたらどうしてもまた「ゴジラ」第一作を観たくなりました。
創刊号は990円とお手頃な価格ということもあり、買っちゃいました(^^ゞ
この映画をご存知ないって方はまずいらっしゃらないと思いますが、いちおう予告編をご紹介。
・「ゴジラ」予告編(YouTube)
私は昭和39年生まれなので、もちろんこの第一作はリアルでは知りません。
わりと大人になってから(少なくとも20歳前後)初めて観たんですが、何というか、すごく衝撃を受けました。
怪獣映画ではあるけれども、社会的なメッセージ(反戦とか環境破壊への警鐘とか)も含まれていたからです。
「へぇ、最初のゴジラはこんなふうだったんだ。その後の作品とはかなり違うなあ」と思ったものです。
「ゴジラ」シリーズは子供の頃にけっこう映画館でも観てるんですが、その頃(昭和40年代半ばから後半)はもう普通に怪獣映画という感じでしたから。
あと、カラーでなく白黒なのがかえってリアルというか、おどろおどろしさ倍増というか、効果的だなと思いましたね。
(これはテレビで「ウルトラQ」の再放送を観た時も思いました)
実は私、第一作を映画館で観たことがあるんですよ。30歳ぐらいの時に。
大阪・梅田の映画館でたまたまその日イベントがあって、その夜だけ特別に上映されるという話を職場の同僚から教えてもらい、「こんな機会は二度とないかも」ってことで出かけたんです。
大きなスクリーンで観た初代ゴジラは格別でした!!
特に最初の登場シーン、山の向こうからニョキッと頭だけ出すやつ、あれを観られてもうすごく興奮しました(≧∇≦)
それからおよそ15年を経て今回DVDでもう一度観たわけですが、それまでとはまた違う、ある種シビアな視点で観られたりして。
たとえば、国会で政治家が喧々諤々(けんけんがくがく)のシーンは、「建前ばかりでなかなか実効的な政策をとれない政治家って今と同じ?」とか思ってみたり。
幼い子供たちとともにあえてゴジラの進路にしゃがみ込み、「もうすぐお父ちゃまの所へ行くの」と女性が言うシーンは、「お父さんは戦争で亡くなったんだろうな」ということまでは前に観た時も思ったけど、今回は「あれ?そのわりには子供たちが幼すぎるのでは?年齢合わんのでは?」とか細かいことが気になってみたり。
戦争といえば、私は反戦的な映画というのは得てして偽善的だったり押しつけがましかったりするのであまり好きじゃないんですが、この映画に内包されている反戦メッセージは自然に受け容れられます。
戦争が終わってからまだあまり年月が経ってない時期に作られた映画だから、つまりスタッフが戦争経験者でリアリティを感じるから、でしょうか?
(ちなみにアメリカで公開された時、主に戦争時を連想させる場面はカットされたらしいです。Wikipedia>ゴジラ(1954年の映画)を参照)
焼け果てた東京の街はまるで東京大空襲の再来。女学生たちの合唱、平和への祈り。
それらを目の当たりにした芹沢博士(平田昭彦)は、ついに自らが開発した(開発してしまった)新兵器オキシジェン・デストロイヤーを使用する決心をします。
新兵器が悪用されることを恐れた芹沢博士は、愛する女性(河内桃子)への思いを胸に秘めたまま、その婚約者(宝田明)に「幸福に暮らせよ。さようなら」と言い残して自決、ゴジラと運命を共にします。
その死に様は、私には神風特攻隊の姿とダブりました。
そして、山村博士(志村喬)がこう呟く有名なラストシーン。
「あのゴジラが最後の一匹とは思えない。もし水爆実験が続けて行われるとしたら、あのゴジラの同類がまた世界のどこかに現れてくるかもしれない」
ここは何度観ても本当にゾゾッとします。
環境破壊で生態系がおかしくなる、そういうメッセージって、当時はまだポピュラーじゃなかったと思いますしね。
さて、DVDコレクション第2弾は「モスラ対ゴジラ」です!
昭和39年公開。あらら、私の生まれた年ですよ(^^ゞ
この映画も子供の頃にたぶんテレビで観てるんですが、ストーリーとか全然覚えてません。
大人になった今、改めて観たい気持ちもあるけど、私は虫が超苦手なので(モスラは巨大な蛾←この字を見るだけでも鳥肌立つぐらい苦手)、買ってもたぶんまともに観られないでしょうね(T^T)
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