
王監督、お疲れ様でした
■王監督、笑顔で勇退「本当にいい人生」(サンスポ9/24)
昭和39年生まれの私がプロ野球に関心を持ったのは、昭和の終わり頃。
だから現役時代の王さんのことは、ほとんど記憶にありません。
王さんを身近(?)に感じ始めたのは、ダイエーの監督に就任されてからですかね。
でも、就任から何年間かはダイエーも本当に低迷してましたよね。
私は近鉄ファンだったんですが、あの当時は王ダイエーと言えば、ほんとお得意様という感じでした(^_^;
1996年5月9日、日生球場での近鉄vsダイエーの試合が終わった後、チームのバスにファンが生卵をぶつけた事件がありましたが、あの試合、私はまさに観戦に行ってたんです。
敵チームの監督とはいえ「世界の王」があんな惨めな目に遭ってしまって……可哀相だなぁ、と思ったことを覚えています。
まぁそんな低迷期もありましたが、その後ダイエーはめきめき実力をつけて、逆にこっち(近鉄)がお得意様になるような状態になってしまいました(T^T)
そんな中、近鉄も何とか頑張って2001年にリーグ優勝を遂げるのですが、その年、王さん絡みで一つ未だに忘れられないことがあります。
タフィ・ローズ選手のホームラン記録についてです。
近鉄のリーグ優勝も決まってあとは消化試合という時期のことです。
日本のプロ野球の年間ホームラン新記録56号を狙っていたローズでしたが、ダイエー戦でまともに勝負をしてもらえなかったのです。
ローズは怒って、明らかなボール球でも思い切りバットを振ってました。
(結局、ローズは新記録を出せなかった)
近鉄ファンの間では、王監督に対して批判の声が上がりました。
その時ローズは55号まで打っていて、これは王監督の持つ記録と同じ数字です。
つまり、「ローズに56号を打たれて自分の持つ記録を塗り替えられたら困るから、バッテリーに『敬遠』させたんだろう。何て卑怯なんだ!」という批判でした。
王監督は試合前、直接ローズに激励の声をかけてたりしましたし、もちろん「敬遠の指示などしていない」とコメントしました。
ところが当時、ダイエーのバッテリーコーチだった若菜氏が、「ローズはいつかアメリカに帰る選手。そういう選手に王監督の目の前で打たれるのは困る」と話していたことが明らかになったのです。
ということは、あるいは若菜コーチが王監督に配慮して、勝手にやったことだったのかもしれません。
が、考えてみれば、王監督もそれを目にしながら黙認していたわけです(素人が見ても「敬遠」してるのが分かるのに、王監督がそれに気づかないわけはありません)。
だから、近鉄ファンとしてはすっきりしないものが残りました。
ま、でも、2006年のWBCの時には、私もそんなことはもうすっかり忘れてしまってたんですけどね。
日本代表チームの監督として立派に務めを果たされ、まさに「世界の王」、日本の誇りだと思いました。
2年前に胃の摘出手術をされて以来、もういつ辞めてもおかしくないなという雰囲気だったので、せめてあと1回ぐらい優勝させてあげたいなあ、と個人的には思ってました。
それだけに、退任は残念です。
今はただ「50年間、本当にお疲れ様でした」と言いたいです。
【追記】ローズ敬遠事件、UP直前にネットで調べてみたところ、Wikipedia>タフィ・ローズの項に解説がありました。私が思っていたよりもずっと大きな問題になっていたようです。当時のプロ野球コミッショナー川島廣守氏がフェアプレーを訴える異例のコミッショナー宣言を出し、個人記録への妨害を意図する行為の排除を強く求めたとのことです。
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昭和39年生まれの私がプロ野球に関心を持ったのは、昭和の終わり頃。
だから現役時代の王さんのことは、ほとんど記憶にありません。
王さんを身近(?)に感じ始めたのは、ダイエーの監督に就任されてからですかね。
でも、就任から何年間かはダイエーも本当に低迷してましたよね。
私は近鉄ファンだったんですが、あの当時は王ダイエーと言えば、ほんとお得意様という感じでした(^_^;
1996年5月9日、日生球場での近鉄vsダイエーの試合が終わった後、チームのバスにファンが生卵をぶつけた事件がありましたが、あの試合、私はまさに観戦に行ってたんです。
敵チームの監督とはいえ「世界の王」があんな惨めな目に遭ってしまって……可哀相だなぁ、と思ったことを覚えています。
まぁそんな低迷期もありましたが、その後ダイエーはめきめき実力をつけて、逆にこっち(近鉄)がお得意様になるような状態になってしまいました(T^T)
そんな中、近鉄も何とか頑張って2001年にリーグ優勝を遂げるのですが、その年、王さん絡みで一つ未だに忘れられないことがあります。
タフィ・ローズ選手のホームラン記録についてです。
近鉄のリーグ優勝も決まってあとは消化試合という時期のことです。
日本のプロ野球の年間ホームラン新記録56号を狙っていたローズでしたが、ダイエー戦でまともに勝負をしてもらえなかったのです。
ローズは怒って、明らかなボール球でも思い切りバットを振ってました。
(結局、ローズは新記録を出せなかった)
近鉄ファンの間では、王監督に対して批判の声が上がりました。
その時ローズは55号まで打っていて、これは王監督の持つ記録と同じ数字です。
つまり、「ローズに56号を打たれて自分の持つ記録を塗り替えられたら困るから、バッテリーに『敬遠』させたんだろう。何て卑怯なんだ!」という批判でした。
王監督は試合前、直接ローズに激励の声をかけてたりしましたし、もちろん「敬遠の指示などしていない」とコメントしました。
ところが当時、ダイエーのバッテリーコーチだった若菜氏が、「ローズはいつかアメリカに帰る選手。そういう選手に王監督の目の前で打たれるのは困る」と話していたことが明らかになったのです。
ということは、あるいは若菜コーチが王監督に配慮して、勝手にやったことだったのかもしれません。
が、考えてみれば、王監督もそれを目にしながら黙認していたわけです(素人が見ても「敬遠」してるのが分かるのに、王監督がそれに気づかないわけはありません)。
だから、近鉄ファンとしてはすっきりしないものが残りました。
ま、でも、2006年のWBCの時には、私もそんなことはもうすっかり忘れてしまってたんですけどね。
日本代表チームの監督として立派に務めを果たされ、まさに「世界の王」、日本の誇りだと思いました。
2年前に胃の摘出手術をされて以来、もういつ辞めてもおかしくないなという雰囲気だったので、せめてあと1回ぐらい優勝させてあげたいなあ、と個人的には思ってました。
それだけに、退任は残念です。
今はただ「50年間、本当にお疲れ様でした」と言いたいです。
【追記】ローズ敬遠事件、UP直前にネットで調べてみたところ、Wikipedia>タフィ・ローズの項に解説がありました。私が思っていたよりもずっと大きな問題になっていたようです。当時のプロ野球コミッショナー川島廣守氏がフェアプレーを訴える異例のコミッショナー宣言を出し、個人記録への妨害を意図する行為の排除を強く求めたとのことです。
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